マヌカハニーとは?
マヌカハニーは、マヌカ(ギョリュウバイ)と呼ばれる花から採られるはちみつです。マヌカはニュージーランドによくみられる植物で、マヌカハニーの産地もニュージーランドが中心です。がお隣のオーストラリアにも生息するお花です。
偽物の流通を防ぐため、ニュージーランド政府の厳しい検査を通過したものだけが、「マヌカハニー」と名乗ることができます。
通常のはちみつとの違いは、強力な殺菌作用があるということです。これは、メチルグリオキサール(MGO)と呼ばれる成分が含まれることが理由です。そのため現地で、古くから風邪の予防・治療などに使われてきました。
マヌカハニーの品質を表す国際基準としては、メチルグリオキサールがマヌカハニー1kgにどれだけ含まれるか示した値がMGO、消毒液のフェノール溶液と比較した値がUMFと、2種類が設けられています。
マヌカハニーを食べるタイミングと摂取量など
マヌカハニーをより効果的に食べるためのポイントを解説します。
基本の食べ方は?
マヌカハニーは基本的に、一般的な蜂蜜と同じようにそのまま食べてるものです。栄養も、ミネラルや発酵型のビタミン、酵母なども含まれています。しかしそのなかには熱によって栄養素が壊れてしまうものもあるため、できるだけ高温で加熱するのは避けましょう。
食べるタイミングは?
基本はちみつなのでいつ食べても問題ありません。しかし、マヌカハニーはほとんどの腸内細菌に対して、殺菌効果があるという研究結果があります。逆に善玉菌の活性を促す効果も期待されています。そのためマヌカハニーは、空腹時や就寝前に食べるのが良いと言われてます。科学的根拠はありません。
目安の摂取量は?
ころも基本はちみつとなので、同じく、学術的に決まっているわけではありません。一般的にはティースプーン1杯程度を、1日に3~4回程度食べるのが望ましいといわれています。あくまでも食品なので、毎日の食事のように継続的に取り入れるようにしましょう。
マヌカハニーの食べ方と注意点!
健康によいとされているマヌカハニーですが、マヌカハニーの食べ方も基本的には他のハチミツと同じなので、ハチミツが苦手な方おすすめできません。それ以外にも気をつけておきたい特徴があるのでご紹介していきます。
1歳未満の子供には与えないで
はちみつにはボツリヌス菌が残留していることがあります。そのため腸管の未熟な1才未満の子供が摂取すると、幼児ボツリヌス症という中毒症状を起こしてしまう可能性があるのです。これは厚生労働省のホームページや、母子手帳などにも注意事項として記載されています。
ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱では死滅しません。そのままのはちみつだけでなく、はちみつ入りの食品にも注意しましょう。マヌカハニーもこれに準じて1才未満のお子様には与えないようにしてください。
食べ過ぎに注意!
いくら健康に良いとされているマヌカハニーでも、たくさん食べれば効果が出るというものではありません。マヌカハニーは100gあたり300kcal、それに対し砂糖は100gあたり386.9kcalです。マヌカハニーのほうが30%程度低いカロリーとはいえ、食べ過ぎるとカロリーの取り過ぎになってしまいます。
良質なものを選ぶ
マヌカハニーの原産国であるニュージーランドでは、厳しい品質管理基準が定められています。それらは「ブランドマーク」という規格で、正規品の保証のために記載されているので、購入の際には必ず確認するようにしましょう。 ニュージーランド政府が公認している規格には「UMF」「MGO」「MGS」という3種類があります。それぞれが示している意味は次の通りです。
・UMF
マヌカハニー研究の第一人者であるピーター・モラン博士によって定められました。博士はマヌカハニーの抗菌作用を研究した際、医療用の消毒薬であるフェノール水溶液とその効果を比べたのです。UMF5+と記載されているものは、5%濃度のフェノール水溶液と同等の抗菌効果があるということです。この数値が高ければ高いほど抗菌効果が高くなります。
・MGO
これは近年になってマヌカハニー特有の抗菌成分が、「メチルグリオキサール」であると分かったことから、その含有量を表示して品質保証をしている規格です。MGO100+は、マヌカハニー1kgの中に100mgのメチルグリオキサールが含まれているということになります。こちらも数値が大きいほど効果が高いとされています。商標登録の問題でMGと記載されているものもありますが、同等と考えて問題ありません。
マヌカハニーのオススメのレシピ
マヌカハニーは独特の風味があることでも有名です。そのまま食べるのに抵抗を感じてしまう方も少なくありません。ここでは、日常的に食べやすい簡単メニューをご紹介します。
トーストやパンケーキやホットケーキにかける
バターを塗りハチミツをかけたハニートーストやパンケーキ、ホットケーキは、定番のです。普通のはちみつの代わりにマヌカハニーをかけてみましょう。マヌカハニーなら栄養価も高く、朝食や休憩タイムにぴったりです。パンケーキなら、生地の段階で混ぜてもおいしいです。
紅茶やコーヒーなどの飲み物のお砂糖がわり
手軽に取り入れやすいのが、飲み物に混ぜる方法です。紅茶やコーヒーを飲む際に、お砂糖代わりにマヌカハニーを入れてみましょう。とくにコーヒーは苦みがあるので、マヌカハニー独特のクセが緩和され飲みやすくなります。先述したとおりマヌカハニーに含まれる栄養素は熱に弱いので、少し冷まして飲みやすいくらいの温度になったものに溶かすと良いでしょう。
ヨーグルトに入れる
最近1番人気はマヌカハニーをヨーグルトにかけて食べるのもおすすめです。フルーツやシリアルなどを添えて食べればさらに栄養価も上がるだけでなく、見た目もおしゃれなデザートとして楽しめますよ。
マヌカハニーのにんにくドレッシング
ヘルシーな生野菜にかけていただくドレッシングなら、手軽にマヌカハニーを摂取することができます。すべての材料を混ぜ、10分程度なじませたら完成です。
準備するもの
材料
オリーブオイル・・・大さじ4
バルサミコ・・・・・大さじ1
マヌカハニー・・・・小さじ1/2
にんにく・・・・・・1片(みじん切り)
塩・・・・・・・・・小さじ1/4
ブラックペッパー・・適量
バナナとブルーベリーのマヌカハニースムージー
朝食にもデザートにもおすすめのマヌカハニーを使った飲み物です。ミキサーで混ぜるだけなので簡単。牛乳が苦手な方は、豆乳でも美味しいです。
準備するもの
材料(2人分)
バナナ・・・・・2本
ブルーベリー・・150g
マヌカハニー・・小さじ2
牛乳・・・・・・300ml
ナスのみそ焼き(マヌカ風味)
いつものお料理にマヌカハニーを加えてみるのもおすすめです。ナスを縦に二つに切り分け、表面にマヌカハニー入りみそを塗って焼くだけです。
準備するもの
材料
なす・・・・2本
みそ・・・・1/4カップ
酒・・・・・大さじ1
みりん・・・大さじ2
マヌカハニー大さじ2
マヌカハニーを習慣にしましょう
マヌカハニーは健康に良いからと、大量に食べるのはおすすめできません。
毎日少しずつ食べる方法で習慣化することで、効果を感じることができるでしょう。毎日の生活をすこやかに送りたいですね。
マヌカハニーのよくある質問
マヌカハニーはいつ食べればいいですか?
基本はちみつなのでいつ食べても問題ありません。しかし、マヌカハニーはほとんどの腸内細菌に対して、殺菌効果があるという研究結果があります。逆に善玉菌の活性を促す効果も期待されています。そのためマヌカハニーは、空腹時や就寝前に食べるのが良いと言われてます。科学的根拠はありません。
マヌカハニーどれくらい食べればいいですか?
基本はちみつなので、同じく、学術的に決まっているわけではありません。一般的にはティースプーン1杯程度を、1日に3~4回程度食べるのが望ましいといわれています。あくまでも食品なので、毎日の食事のように継続的に取り入れるようにしましょう。
マヌカハニーはどのように保管すればいいですか?
マヌカハニーの健康主成分である天然メチルグリオキサール(MGO)は、時間と温度の関連により劣化することが近年いわれています。
長期保存(4ヶ月以上)の場合には冷蔵庫の野菜室に入れていただくと良いでしょう。
マヌカハニーは熱に弱い?
料理にマヌカハニーを加えるとコクが出て美味しくいただけますし、寒い日に温かい飲み物に入れると心までぽかぽかしてくるようです。
ただし、酵素類は加温に弱い性質がありますので、マヌカハニーの全有用成分を生かすには人肌程度(50度)の加温までにすると良いでしょう。