風邪にはちみつが効果的なのは本当か?|おススメレシピを紹介

昔から民間療法の一環で、風邪の時にはちみつが効果的と言われているのであるが具体的になぜをあまり調べられていない。イギリスの大学の研究チームがが発表したのこのあたりの関連する内容なので簡単に紹介してみる。

イギリスの大学の研究チームの発表

急性上気道炎による咳をきたしている小児(2歳~18歳)を対象に「ハチミツを摂るグループ」と「咳止め薬を飲むグループ」、「何もせず様子をみるグループ」の3つに分けて夜の咳の頻度などがどうなったかを調べた研究[1]

105人の上気道炎で咳が出ている小児の患者さんのうち、35名を「ハチミツグループ」、33名を「咳止めグループ」、37名を「経過をみるだけグループ」に分けています。どのグループも初日は何もせず1晩過ごし、2日目の夜に「ハチミツグループ」はハチミツを、「咳止めグループ」はハチミツフレーバー入りの咳止め薬を飲んでもらい、咳などの様子を親御さんが評価しました。結果としては「ハチミツグループ」では咳の頻度が「経過をみるグループ」より明らかに改善していました。「咳止めグループ」と「経過をみるだけグループ」では明らかな差は認められず、また「ハチミツグループ」と「咳止めグループ」の比較でも明らかな差は認められませんでした。

(記事引用)

[1] Effect of honey, dextromethorphan, and no treatment on nocturnal cough and sleep quality for coughing children and their parents.  Arch Pediatr Adolesc Med. 2007 Dec;161(12):1140-6

まだまだ調査が必要

調査では14件の研究結果についてまとめた。このうち9件は子どもだけが対象だった。大部分の研究で、市販薬のような従来からある治療と比較が行われていた。ただ、はちみつとプラシーボ(偽薬)を比較した研究では他の比較研究と同様の結論は導けなかったため、さらなる調査が必要だとしている。

風邪の時のおススメはちみつレシピ

とわいえ、民間治療レベルであるが、風邪をひいてしまった時のオススメのレシピを紹介したい。

はちみつ大根

古くから民間療法として使われていた「はちみつ大根」薬に頼らずになるべく自然の力で回復したい!
風邪や喉の痛みなどがあるときはもちろん、栄養価が高いので体調が良くない時にも。

とってもとっても簡単に作れるのに美味しい&体にやさしい!

小さなお子様も喜んで飲んでくれるはちみつ大根で作ったシロップは
風邪予防にも最適です!※1歳未満のお子様には蜂蜜はあたえないでください。

材料(約3日分)

大根1/3位(お好みの量で)
はちみつ 大根が浸る量
レモン(お好みで)スライス5枚程

作り方

無農薬等の大根は皮のまま1㎝角の角切りにする

レモンも入れたい方は1/3位をスライス。または、いちょう切り レモンストレート果汁でも。(ビタミンCは風邪予防にはとてもおススメです)

清潔な瓶に大根、レモンを入れ、はちみつを入れる ※はちみつの量はお好みですが 大根が半分以上浸るくらいの量がベスト。

30分程ででどんどん大根エキスが出てきて 1晩漬けて出来上がり。

りんごのすりおろしはちみつ

ヨーロッパには「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるくらい、りんごには豊富に含まれるペクチンという食物繊維があり腸内の粘膜を保護する働きと、整える働きがあります。水分が多いので脱水症状を和らげ、お腹がこわれた後の回復に最適です。

材料

りんご 1個

はちみつ 少々

作り方

  1. りんごを摩り下ろす。
  2. お好みではちみつを適量かける。

食べ方

すりおろしりんごを食べるだけ

メモ

りんごは保存性がないため、その都度作った方がベターです。

ハニーココア

2~3年前テレビで取り上げられ大流行したココア、私たちってすぐ忘れてしまうんですよね。ココアには、食物繊維・ビタミン・ミネラルを含んでいます。さらには微量のポリフェノールを含んでいるため細菌やウイルスを破壊するらしいです。オランダやスイス人は年間100杯のココアを飲むらしいですよ。

作り方

ココアを作りお好みではちみつを入れる。

メモ

我が家の子供に大人気です。

まとめ

風邪の時にはちみつが効果的なのか?民間治療レベルでは一定の結果が出ているが、あくまでも民間療法レベルである。軽度の症状の時はそのような対処法でも問題ないが、心配なときはかかりつけ医師に相談すべきである。風邪は万病のもと。

風邪のの時におススメはちみつ

そばはちみつ

りんごはちみつ